冬の腰トラブルが気になる方へ|ウィンタースポーツと腰を守るピラティスの考え方

ピラティスコラム

スキーやスノボを楽しむ中で、
「滑ったあとに腰が重い」
「シーズン中に腰の張りが抜けない」
そんな経験はありませんか?

雪上ではバランスを取るために、腰まわりに負担がかかりやすい環境が続きます。
特に札幌をはじめとする北海道のように冬が長い地域では、
滑走日数が増える分、腰への負担が蓄積しやすくなる傾向があります。

実はこの腰の違和感、腰そのものよりも
体の使い方や可動域の問題が関係していることが多いのです。


なぜスキーやスノボで腰に負担がかかりやすいのか

雪面は不安定で、思った通りに足元が動かない場面があります。
その結果、次のような動きが起こりやすくなります。

  • 股関節がうまく使えず、腰で動きを代償する
  • 足首が硬く、衝撃を腰で受け止めてしまう
  • 上半身と下半身の連動が途切れる

これらが重なると、腰の筋肉が常に緊張した状態になり、
滑走後に張りや重さを感じやすくなります。


腰を守るために大切なのは「腰を動かさない」ことではない

腰に違和感があると、
「腰を動かさないようにしよう」と思いがちですが、
それだけでは根本的な解決にはつながりません。

大切なのは、
腰が動きすぎないよう、周りの関節がしっかり動くことです。

  • 股関節が十分に動く
  • 背骨全体がしなやかに動く
  • 体幹が安定している

この状態がつくれると、
腰は「支える役割」に集中でき、負担が分散されやすくなります。


ピラティスが腰ケアに向いている理由

ピラティスでは、腰を無理に動かすのではなく、
腰を守るための動き方を身につけていきます。

  • 骨盤と股関節の連動を整える
  • 背骨を分節的に動かす感覚を養う
  • 腹部・背部の深層筋で体幹を支える

これにより、急な動きや衝撃にも対応しやすくなり、
ウィンタースポーツ中の腰への負担を軽減しやすくなります。


シーズン中の腰トラブル対策としてのピラティス

ピラティスは動きが穏やかで、シーズン中でも取り入れやすいのが特徴です。

  • 滑った翌日に腰が張る
  • ケガではないが違和感が続く
  • シーズン後半まで調子を保ちたい

こうした方にとって、
体を整える時間としてピラティスは非常に相性が良い方法です。


腰の不安を減らして、冬を最後まで楽しむために

スキーやスノボ、ウィンタースポーツを長く楽しむためには、
腰を「かばう」だけでなく、
腰を守れる体の使い方を身につけることが大切です。

ピラティスで可動域と安定性を整えることで、
腰への負担を減らし、
雪上での動きをより安心して楽しめる体へとつながります。

この冬は、
腰を守る体づくりも、滑りの一部として取り入れてみませんか?

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